なんと言っても組合運営にとって、管理費・修繕積立金は最重要課題です。区分所有者の負担を出来得る限り軽くして、マンションの日々の運営管理を行い、かつ、建物・設備の修繕及び更新を行っていく。
そのためには、割高・無駄な支出を抑えること。
管理費・修繕積立金等の滞納を防ぐ仕組みが必要です。
割高・無駄な支出を抑える最も確実な方法は、必ず3社以上から見積を取ることです。
しかも、管理組合独自に直接見積依頼する事、管理会社経由ではあまり意味がありません。
駐車場使用料年間約600万円の全額を管理費会計に組み入れていた。これを管理費会計200万円、修繕積立金会計に400万円組入ることに変更した。
駐車場使用料を本来の目的である日常の保守点検費用と近い将来に訪れる機械式駐車場の全面更新費用のために積み立てるようにした。
大手損保会社のマンション総合保険契約を解約し、中堅損保会社のマンション総合保険契約に変更することで、同一保障内容で保険料を150万円/5年を削減できた。
この削減できた保険料で未加入だった地震保険に加入した。
駐車場使用料を全額、管理費会計に組み入れたところ、修繕積立金会計に組み入れ先を変更した。その結果、不足する管理費会計を補うために管理費の値上げを総会に提案した。
理事会役員及び組合員の管理費会計支出内容への関心が高まり、チェック機能が強化された。
理事会役員のメンバー交代があったとしても運営内容が振れることがないようにする。管理費等会計の運営方針などを文書化した。
理事会役員のメンバー交代があったとしても督促対応が振れることがないようにする。督促手順を文書化した。細則は全戸配布して、滞納に対する注意啓蒙を行った