自動ドアも、マンション設備としては、普及しております。
また、現在自動ドアでないマンションでも、バリアフリー対応の一環として導入検討の対象になるケースが多いと思います。
自動ドアは、扉の開けっ放しを防ぐことによる省エネ効果や、手動の開閉動作を不要とするバリアフリーを実現し、使用者・通行者の快適性を高めます。
①利便性・・・大きく重いドアでも自動で開閉させることができるので、両手に荷物を抱えた人やカート(台車)での通行時もハンズフリーで通行できます。
②バリアフリー・・・高齢者・障がい者等、多くの人が円滑かつ快適に施設を利用するために、自動ドアは欠かせない設備です。最近では、自治体や公共交通機関主導で、駅など公共性の高い建築物における多機能トイレ(車いす使用者用トイレ)への自動ドアの設置が促進されていています。
③省エネルギー&衛生管理・・・出入り口を自動ドアにすると、ドアの開放状態にならないため、冷暖房した空気の外部流出を防止し、省エネルギーに貢献します。同時に、外部からの風雨や騒音、塵・埃の侵入を防ぎ、室内環境を快適に保つことにも貢献します。
保守点検は、エレベーターなどと同じく、フルメンテナンス契約とPOG的契約があります。
保守内容は、契約内容によって様々ですが、メーカー系のPOG契約の場合、年4回の定期点検があり、ヒューズ、潤滑油、ボルト類、ビス類などの消耗品は保守料金に含まれます。
フルメンテナンス契約となると、消耗品に加えて、ドアハンガー|ベルト|プーリー|センサー|ハンガーレール|補助センサー|連結機構|ドアエンジン(モーター)|コントローラーなどの部品交換費用も保守料金に含まれてます。
メーカー系・POG契約場合、5万円~6万円/年4回
メーカー系・FM契約の場合、8万円~10万円/年4回が目安です。
①手動でもドアが全く開かない・・・
・ドアの軌道内に障害物がある。または挟まっている。⇒電源を切り、障害物を取り除いてください。
・錠が掛かったままになっている。⇒電源を切り、錠をはずしてください。
②開いたドアが閉まらない・・・
・ドアの軌道内に障害物がある。または挟まっている。⇒電源を切り、障害物を取り除いてください。
・起動センサまたは補助センサが作動したままである。⇒センサが検知している物を取り除いてください。