マンション内の樹木を美しく維持する事により、マンションの資産価値向上につながります。
そのためには、ただ伸びた植木を剪定するのではなく、マンションに調和する樹木の 大きさ、樹形になるよう、育て、維持していく事が重要です。
剪定とは、樹木の生育や結実を調整したり、樹形を整えたりするため、枝の一部を切り取ることを言います。
剪定をしなくても、木は大きく育ってくれるでしょうが、山木のように伸び放題になってしまったら、ちょっと不気味です。
採光性も悪くなり、その下に生えている植物は生長しない、病害虫の対策は行き届かないと、あまり良い事はありません。
無駄に伸びた枝葉を切る事で、限られた特定の枝葉の生長を促進させるほか、生い茂った葉の風通しを良くして病害虫から植木を守る効果もあります。
どう切っても木は傷みますので、それを回復させるためには、いつが一番適した時期かというのが剪定の時期を決める目安になりますが、適した時期は樹木(植物)によって異なります。
一般的に常緑樹は春の盛んな萌芽が一段落する6月頃と夏枝の伸びが止まる10月頃に、針葉樹は春と10月頃に、落葉樹は葉が落ちて休眠期となる11~3月頃に剪定するのが良いとされています。
落葉樹は5~7月の間に1年分の栄養分をためるに活動しているので、この時期はなるべく避けます。 花が咲くものは、出来た花芽を切ってしまえば花は咲かなくなりますので、花が終わったらすぐ切って花が咲く前に軽く整える程度に剪定するという方法が安全です。図は年間スケジュールの一例です。