長期修繕積立金のペイオフ対策、運用対策として、住宅金融支援機構が発行する「マンションすまい・る債」というものがあります。
「マンションすまい・る債」とは、利付10年債です。
利付債とは、定期的に利息が支払われ、満期が到来すると元本を返済することを約束した確定利付きの有価証券で、利息の支払方法や満期までの年数に応じて様々な種類のものが現在発行されています。
利付10年債とは、利付債で満期までの期間が10年のものをいいます。
住宅金融支援機構が発行する債権(利付10年債)を購入することを言います。
同一口数で継続して積立てする場合は、最大10回(毎年1回)連続して行うことができます。
1回当たりの積立口数は、1口50万円として複数口とすることができ、マンション全体の修繕積立金額の範囲内の口数まで積立てが可能です。
例えば次のような選択が考えられます。
①マンション全体で1年間に集まる修繕積立金額の範囲内の口数で応募し、毎年(毎回)同一口数の積立てにより、継続的に積み立てていく方法
②マンション全体で1年間に集まる修繕積立金額に加え、マンション全体で既に貯まっている修繕積立金額の範囲内の口数で応募する方法
この債権を購入できる管理組合には、次の4条件が必要です。
①住宅金融支援機構の融資を受け共用部分の修繕工事を予定している管理組合であること
(結果として、機構融資を受けずに、修繕工事を行うことになっても、違約金等はありません)
②管理規約が定められていること。
③長期修繕計画の計画期間が20年以上であること
④反社会的勢力と関係ないこと
詳しくは、住宅金融支援機構「マンションすまい・る債」を参照下さい。
0.313%(※)
(税引後0.2496% 小数点第5位以下切捨て)
※ この利率は、平成27年度発行の債券に係る受取利息額(税引前)の総額を債券発行から償還期日までの経過年数(10年)で平均した利率です。
積み立てる各債券の満期は、各債券の発行時期から10年後となります。
平成27年度に積み立てた債券は、平成38年2月20日(金)(予定)にその額面金額を償還します。
継続して10回の積立てが可能となっていますが、共用部分の修繕工事費に充てる等の場合は、第1回の積立ての債券発行から1年以上経過すれば買入請求(中途換金の申出)ができます。
但し、発行から2か月以内の債券及び買入代金の支払日が満期日と同じ月になる債券を除きます。
※ 買入れは1口(50万円)単位です。
※ 買入金額は積み立てた債券1口(50万円)に対し50万円です。
※ 買入金額に加えて、買入れを行う直前の利息の受取日の翌日から買入時までの期間に応じて、機構が定めた方法により算出した経過利息が支払われます。
募集期間及び募集口数は毎年変わります。
平成27年度の応募受付期間は、平成27年4月28日(火)から平成27年9月17日(木)までです。
募集口数は、100,000口(1口 50万円 総額500億円)