子供のいたずら

高層階からの物の落下。共用部設備の破損や落書き。車や自転車へのいたずら。お菓子の袋などゴミをまき散らす・・・

ガッシャーン!!

ガッシャーン!!。植木鉢が粉々に。見上げれば、共用階段に子供らしき人影が?

もしちょっとズレていたら思うとゾッとする。

 

ガッシャーン!!。エントランスのガラスがひび割れしている。床には小石が!!。

なんであんな所の照明器具カバーが割れているの

 

エントランスのソファーに「バカ」「あほ」「死ね」と落書きが!!

地下駐車場の自動車に何かで引っ掻いたような傷が!!

 

エントランスは子供たちのたまり場で、いつもゴミが散乱しているし、ときおり、タバコの吸殻も落ちている!!

犯罪行為です

ここまでくれば、いたずらの限度を超えて犯罪行為です。まずは、警察に連絡して、被害届を提出しましょう。

 

また、管理組合として、事件発生の状況や警察へ連絡していること、目撃情報の提供依頼などの文書を掲示版、エレベーター内などに掲示して注意喚起を行います。

 

そして、親御さんには、故意・過失を問わずこのような事が二度と発生しないように、ご自身のお子さんに、厳重注意頂くようお願いします。

 

管理組合が管理責任を問われることも

例えば、共用廊下・階段やベランダから物が落とされて危ない思いをしたと、住人や近隣住人から申し入れを受けていたにも関わらず、管理組合としてなんら対応をしていない間に、事故が発生すれば、加害者はもちろんのこと管理組合も管理責任があるとして損害賠償を請求されることもあり得ます。

 

人身事故、人身事故につながる行為、器物破損などに対しては、管理組合として、速やかに、毅然とした対応を取る必要があります。

 

加害者が特定できなくても、子供じゃないかも知れなくても、二度とこのような事を起こさない為に、しっかりとした対応をとります。

 

こうした対応を取らなければ、加害者は再び同じような事を繰り返すかもしれませんし、多くの居住者からは管理組合に対する信頼を失うことにつながります。

 

日頃の子供たちに対する接し方

とは言っても、子供ですから、友達といれば、勢い余って無茶をしたり、つっぱってみたりするものです。また、とにかく仲間とつるんでいたい、つるんでいると気持ちも大きくなり、悪いと知りながらも、無茶(いたずら)をしてみせる・・・

 

子供の〈いたずら〉を見て、いきなり、話したこともない大人からいきなり「おいコラッ!!」と怒られたら、その瞬間に「なんや、このおっさん(おばはん)!!」と敵愾心だけとなってしまい、改める気持ちも失せてしまいます。

 

ですから、まずは、日頃から顔見知りになることが大切です。

 

まずは、「おはよう!」「さよなら!」「今日も元気やな!」「今日は元気ないな?」「何してるの?」と大人からまめに声をかけてあげる。

 

できれば、名前と学年、部屋番号位はわかるまでになる。

 

挨拶しても、挨拶を返さない子供もいますが、腹を立てずに、返さないではなく、恥ずかしくて返せないのだぐらいに自分に言い聞かせて、挨拶してあげる。

 

その内、子供も「おっちゃん(おばちゃん)おはよう!」位は言ってくるようになります。

 

いたずら〉を見たら

「なんで、そんなことするの?」と聞いてやって下さい。

「そんなことしたら、危ないで、怪我するぞ!」

「人がこまるやろ!」  などと話しかけてやって下さい。

 

ご近所付き合い

一戸建てでなく、マンションに住む理由の一つに、ご近所付き合いがいらないからという人がいますが、ほんとは、逆だと思います。

 

壁一つで上下お隣と接していたり、共用設備があったりと、お金を出し合って大規模修繕を行ったりと、お互いが気遣う必要がある場面は、マンションの方がほんとは多いと思います。

 

共用廊下や階段、コミュニティースペース、エントランスで遊んだりする子供たちもお互いさまですから、マンション住人全員で見守っていく、積極的に関わり、関わってもらう気持ちが非常に大切だと思います。

 

是非、マンション内での子供会などの運営も考えてみてはいかがでしょうか?!