神戸市では、マンションは戸建て住宅と比べて規模が大きく、その管理状況が周辺地域に与える影響も大きいため、管理組合の取組みを促すことが、公共性・公益性の観点から重要であるとの考えから管理状況の「届出」と届出内容の「情報開示」を行う制度をこの春から始めます。
東京都では2020年4月から既に始まっています。神戸市だけでなく、各地で同様の制度が始まっています。
2022年4月からは、改定マンション管理適正化法による国の推進するマンション「管理認定計画」制度も始まります。早めの準備が必要です。
情報開示は市場価値の向上に寄与する
届出内容は管理組合の同意のもと、神戸市ホームページに情報開示されます。
情報開示により市場が評価することや、購入予定者が管理状況を確認できるようになります。
そうすることで、「よく管理されているマンション」は選ばれ「そうでないマンション」選べれ難くなり、市場価値に影響します。
届出対象・期間・内容
届出対象は1棟あたり6戸以上の分譲マンションです。ですから殆どの分譲マンションが対象となります。竣工年月は関係ありません。
届出する前には、届出すること、届出内容について管理組合の総会または理事会で決議を経ておくことが必要です。
管理組合がない場合は区分所有者の過半数の同意を得ておきます。
また届出は3年毎にを行います。
内容としては、戸数・階数・構造・竣工年月などのマンションの概要
管理組合の有無・管理規約の有無・名簿の有無・空き住戸/賃貸住戸の比率・管理費/修繕積立金の額・大規模修繕工事実施の予定実績・長期修繕計画の有無など維持管理の状況などです。
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