マンションの大規模修繕工事などを行う株式会社カシワバラ・コーポレーションが全国の20歳から69歳迄の男女400名を対象とした「災害対策」に関するアンケート調査を行いました。
◎直近1年間で災害意識が変化した人は8割
「近年、地震・台風・コロナウィルスなど災害が数多く発生しています。この1年間で防災に関する意識に変化がありましたか?」という問いに対して、79.1%の人が「防災意識が高まった」「やや高まった」と回答しています。
◎築年数が古い程、災害意識が薄れる傾向がある
「あなたの住むマンションで災害対策が実施されていますか?」という問いに対して、
築10年未満のマンションでは、7割が「実施されている」と回答がありました。一方
築10年超えのマンションでは、5割が「実施されていない/わからない」と回答がありました。
◎マンションの災害対策の見直しの必要性や住民での話し合いの必要性について
81.3%の人が見直しの必要性を感じており、86.3%の人が話し合いの必要を感じていいます。
◎十分でないと思う対策の1位は何か?
「十分でないと思う対策はどのようなことですか?」という問いに対して1位は
「住民同士の協力についてのルール化」でした。
災害対策への関心が高まっており、特に住民同士の協力体制の構築を求めていることが分かります。
又、コロナウィルスの流行によって7割の人が「マンションの衛生対策に不安」との回答もあり、災害対策だけでなく衛生対策も求められています。
必要な防災訓練について
「あなたの住むマンションでどのような防災訓練があるといいなと思うか?」との問いに対しては、以下のような回答があったそうです。
・避難はしごを使用した訓練
・参加者が少ないので、住民の意識を高めること
・強制参加の訓練
・高齢者や子供向けのもの
・高齢者の避難訓練
・独居老人のための緊急的な互助の方法確立
・AEDの使い方訓練
・備蓄品の確認
・大雨の浸水時の対応
・ライフライン途絶時の備蓄品の使用方法や住民間での取り決め
などの回答があったということです。