消火活動上必要な設備について見ていきましょう。
■設置基準
火災時に消防隊が消火活動の為に使用するもので、集合住宅にあっては、11階以上の各階毎に水平距離50m以内に1箇所、階段室またはその付近で有効に消火活動を行うことができる位置に非常コンセント盤を設けることとなっています。
■耐用年数と価格
価格は、3万円~10万円と様々です。
■設置基準
排煙設備に関する規定は建築基準法施行令、百二十六条の二によると
1.特殊建築物で延面積が500㎡を超える建築物
2.階数が三以上で延面積が500㎡を超える建築物
3.排煙上有効な開口部の面積の合計が床面積の1/50未満の居室
4.延面積1000㎡の建築物の200㎡を超える居室以上です。
共同住宅であれば、延床面積が500㎡を超える場合該当します。
■耐用年数と価格
排煙機の耐用年数は20年程度、ダクトの耐用年数は25年程度です。
連結送水管は、送水口、放水口、放水用器具格納箱等から構成されており、火災の際には消防ポンプ自動車から送水口を通じて送水し、消防隊が放水口にホースを接続すれば消火活動ができるようにした設備です。
■設置基準
次のいずれかの場合です。
①5階以上で、延床面積が6000㎡以上
②7階以上
■耐用年数と価格
連結送水管箱の耐用年数は20年程度、価格は12万円程度
消化用配管の耐用年数は30年程度、価格は8千円/m程度