分譲マンション総戸数

分譲マンションの総戸数は2019年末で、約665万5千戸です。ここ数年は毎年10万戸前後が新規供給されています。(国土交通省)

 

ちなみに、戸建て、賃貸マンション・アパートなども含めた全住宅戸数は、6,240万7千戸(2018年)です。また総世帯数は、5400万1千世帯(2018年)です。

 

また、1981年(昭和56年)以前の旧耐震基準により建設されたマンション戸数は約104万戸です。

 

マンションの居住人口は、約1,551万人と推計されます。 

 

 (総人口の8人に1人はマンションに住んでいることになります。)


分譲マンション供給の歴史

分譲マンションが本格的に出現したのは、1955年(昭和30年)頃からですが、量的には極わずかでした。

 

1963年(昭和38年)頃に、東京オリンピックと前後して、第1次マンション・ブームを迎え、徐々に増加して来ました。

 

1975年(昭和50年)には、60万戸強に過ぎなかったマンションストックは、1985年(昭和60年)には190万戸に増え、1995年(平成7年)には350万戸に達し、2001年(平成13年)には400万戸を超えました。

 

2007年(平成19年)には、史上最多の年間23万戸弱が新規供給されましたが、ここ数年は、年間10万戸前後の新規供給となっています。


地域分布

マンションは全国的に立地していますが、大都市圏に偏在しています。

 

上の表は、2018年のマンション管理業協会加盟の管理会社が受託している地域別マンション戸数一覧です。

 

青色は10万戸以上の受託マンションのある都道府県です。

 

首都圏(1都3県)で318万9千戸(53.5%)となります。

東京都は157万7千戸と全国の26.4%を占めます。圧倒的な多さです。

 

近畿圏は、133万7千戸(22.4%)を占めます。

 

首都圏と近畿圏だけで、全国の75.9%となり3/4以上となります。

 

一方ピンク色は1万戸未満の県で、12県あります。

①青森②岩手③秋田④山形⑤山梨⑥富山⑦福井⑧鳥取⑨島根⑩徳島⑪佐賀⑫宮崎

 

全国で最もマンションが少ないのは、福井県で2,947戸でした。